究極の鮮度を追求する、九石大敷組合の漁師たち。

人と魚の鮮度では負けない。

鼻を突き刺すような磯の香り。午後2時ごろ。九石大敷組合の作業場を訪れると、 朝の漁を終えて帰ってきた漁師さんたちに会うことが出来ました。筋骨隆々の体躯に日焼けした肌。 船に乗り込んでポーズを決めてもらえば、南国に生きる海の男の風格が漂います。

高知県内でも漁業が盛んな街として名高い須崎市。年間を通して多種多様な魚種が水揚げされ、 旬な魚の宝庫として知られています。特に鮮度の良さでは他の追随を許さず、 ミシュラン星を獲得している東京の有名和食料理店からも「須崎の魚が一番うまい。東京の一等地でも勝負できる」と 太鼓判を押されるほどの高い品質を誇っているそうです。

九石大敷組合も、そんな須崎における漁協の一つ。資源を守るという意味で、昔ながらの定置網漁を行っています。 総勢14名の組合員さんを見渡すと、快活な若い漁師さんが多いことに気づきます。

「うちの漁師は若いです。平均年齢35歳くらいで、こないだも20歳の子が入ってきました」 そう教えてくれたのは、九石大敷組合広報担当の笹岡祐貴さん。お父様の家系が漁師家系だった関係から 「須崎の漁業を盛り上げたい」と考え、現職に就かれたそうです。 「若いからこそ、うちの漁師は動きが良いんです。魚も生きるために必死に逃げようとするんですけど、 みんな『一匹も逃がすな!』と教えられているので、たとえば太刀魚が網の外に出そうになったら、 漁師は海に飛び込んで捕まえに行きます(笑)」 そんな、まるで狩りのような漁業が日々行われているというから、驚くほかありません。

また、魚の鮮度を保つための処理方法「神経〆」にも独自のこだわりがあるようです。 「魚は陸に揚げると勢いよく跳ね回ります。跳ね回るほどに疲れが貯まって、魚の身にも影響してくるんですよ。 だから、出来るだけ魚を暴れさせないで、獲った“瞬間”に神経〆することが重要なんです。 “瞬間”には、魚屋さんじゃできません。だからうちは『漁師が神経〆をする』ということにこだわっているんです」

こうした神経〆の徹底は、ごく最近、若い人たち主導で始めたのだとか。 「こんな美味しい魚があるって知ってほしい。だから、神経〆の技能を全員で磨いていこうと決めたんです」 熱量たっぷりに語ってくれた笹岡さん。笹岡さんをはじめとした若い世代の熱意。 それこそが、「須崎産鮮魚」の魅力をより広範囲に伝播させ、ブランド化させるための原動力となっていくのは間違いありません。

究極の鮮度を追求する、 九石大敷組合の漁師たち。No.392065-03-0001

九石大敷組合
住所:〒785-0006 高知県須崎市浜町2-4-8
TEL:0889-42-0620

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