長岡天満宮で四季の彩を愉しむ

歴史の地に鎮座する長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)

長岡天満宮一帯は、かつて菅原道真公(すがわらみちざねこう)の所領であったと伝えられ、六歌仙の一人である在原業平とともにこの地で詩歌管弦を楽しまれたと言われています。菅原道真公が九州の太宰府に左遷された時には、「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しんで、供の者に託した御自作の木像を祀ったのが、長岡天満宮のはじまりと伝えられています。市民からは「天神さん」と呼ばれ、憩いの場として親しまれて、府内外からも多くの観光客が訪れます。

 

長岡天満宮を彩る多彩な草花

長岡天満宮はキリシマツツジをはじめとした多くの草花が植栽されており、境内には竹林や梅林、あじさい、桜、ハス、アヤメ・カキツバタがあり、春夏秋冬、様々な表情に変わり、四季を通じて散策を楽しむことができる、長岡京市を代表する観光スポットとなっています。

 

京都随一のキリシマツツジの名所

多くの草花で訪れる人を楽しませてくれる長岡天満宮ですが、その中でもキリシマツツジが見頃を迎える4月中旬から下旬頃の1~2週間はとってもおすすめです。
樹高2.5メートル、樹齢170年を超えると推定される長岡天満宮のキリシマツツジは、長岡京市の天然記念物にも指定されており、その真紅に染まる光景はまさに圧巻の一言。全国各地から観光客や写真家が訪れ、多くの観光客で賑わいを見せます。

 

境内前に広がる「八条ヶ池」は桜の名所

長岡天満宮境内には、かつて八条宮家の別荘があったと伝わります。
境内の東には、寛永15年(1638)に桂離宮を造営した八条宮智忠親王によって築造され、外周約1kmをぐるりと四季折々の草木が囲み、春はお花見、秋は紅葉と、訪れる人を楽しませてくれます。この八条ヶ池周辺には、約50本のソメイヨシノが植えられており、4月上旬頃から見頃を迎え、ライトアップもされるなど、人気の高いお花見スポットとして有名です。

 

歴史に想いを馳せながら、四季の彩を愉しむ。

菅原道真公が愛したこの地に想いを馳せながら、ゆっくりと散策を愉しんでみませんか。長岡天神駅からも徒歩10分ほどですので、公共交通機関でのアクセスもとっても便利です。また、長岡天満宮内はバリアフリー化も進んでおり、八条ヶ池の散策道は車いすでも散策が可能です。季節感じられる長岡天満宮へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

長岡天満宮で四季の彩を愉しむNo.252123-03-0005

長岡天満宮
住所:〒617-0824 京都府長岡京市天神2丁目15−13
TEL: 075-951-1025
公式ホームページ http://www.nagaokatenmangu.or.jp/

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