多彩な魅力を放つ
小さな自然島

三浦半島の最南端、三崎港の向かい側に美しいシルエットを描いて浮かぶ緑の島「城ヶ島」。ここには、ミシュラングリーンガイド・ジャポンで「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」として二つ星を獲得した魅惑の風景が広がっています。
特に、はっと息をのむほどのダイナミックな光景を目にすることができるのは島の南岸。ゴツゴツとした岩礁の上を歩く散歩道や、海蝕奇岩の洞穴ごしに美しい海と空を眺める「馬の背洞門」、毎年2000羽ものウミウが越冬するという「ウミウ展望台」など、手つかずの自然の造形美に圧倒されます。

一方で、島の左半分に位置する城ヶ島公園には、子どもたちが水遊びを楽しむ磯場や、緑豊かなピクニック広場、白や薄紅色の貝殻で埋め尽くされた貝の浜など、のどかなスポットも。展望台に上れば心地よい潮風が頬をなで、房総半島から伊豆半島まで一望できる360度の大パノラマが広がります。
また、島の東側には、江戸時代に日本で５番目の西洋灯台として設置されたという「城ヶ崎灯台」もあり、そのふもとには昭和のムードが漂うレトロな灯台商店街も。趣の異なる様々な表情を持ち、訪れる人が思い思いの時を紡ぐことができる場所、それが「城ヶ島」なのです。ぐるりと一周しても１～２時間あれば巡ることのできる小さな島ですが、たっぷり時間をかけて過ごしたくなる魅力にあふれています。

城ケ島公園No.142107-03-0004