野付半島の海は、全国でも有数の栄養豊富な漁場

「野付産ジャンボホタテ」は、その名の通り、サイズが大きいことで知られる別海町を代表する特産品です。もちろん、その特徴は大きさだけではありません。肉厚で味わい深いことでも有名で、地元はもちろん、首都圏のお寿司屋さんやレストランなどでも使用されています。大きさも味わいも一級品である「野付産ジャンボホタテ」が育つ理由は、日本最大の砂嘴(さし)である野付半島の地理的な条件にあります。
野付半島の北には世界遺産として登録された知床半島、南には自然豊かな根室半島があり、国後島の先端までは約16キロという位置にあります。この複雑な地形により、野付半島沖には、ホタテの生育に欠かせないプランクトンが豊富な海水が流れ込んでいるのです。
北海道ではホタテの名産地が数多くありますが、そのサイズの大きさと味わい深さによって、野付半島のホタテは高い人気を集めています。

 

 

野付産ジャンボホタテは「地撒き式」で育てる

ホタテ貝の漁には2種類の方法があります。ひとつは「垂下式(すいかしき)」という方法です。これは、ホタテの稚貝をロープにくくったり、カゴの中に入れて海に吊るし育てていくものです。1年から2年ほどかけて成長をさせて、冬から春に収穫していきます。北海道の中でも、日本海側などでおこなわれている方法です。
もうひとつの方法は「地撒き式(じまきしき)」と呼ばれる方法で、オホーツク海周辺や野付産のホタテ漁もこちらの方法となっています。「地撒き式」では、ホタテの稚貝を直接海に放流をして、2年から4年経過した時点で、海底を引く網で水揚げするというものです。
地撒き式の大きな特徴は、天然と同じ環境で生育するため、ホタテが「泳ぐ」ことです。自由に泳ぐことで身や貝柱なども大きく育ち、プリっとした食感と濃厚な味わいになるのです。

 

野付のホタテは、プランクトンが豊富な栄養たっぷり の海水環境によって、放流から収穫まで4年間をかけてのびのびと生育していくので、通常の地撒き式ホタテよりも大きく育ちます。その大きさは、男性の手のひらよりも大きく、時には顔の大きさくらいのものまであります。
もちろん、これだけ立派なホタテが水揚げできるのは、地元の漁師さんの並々ならぬ努力があってのことです。年度ごとに漁場を決めて漁獲高も自主的に規制をするなど、きちんと管理しながら、海洋資源を守る姿勢が伺えます。

 

力強い歯ごたえと旨味が混在する味わい

野付産ジャンボホタテの漁期は例年12月から5月となっています。その期間中には別海町にある野付漁業協同組合直売所などで、活ホタテをその場でお刺身にしてもらうこともできます。貝柱は歯ごたえがありながらも優しく噛み締められる弾力と旨味が楽しめる逸品。また、地元では必ず食べるクリーミーな卵巣とコリコリ感がたまらないヒモの部分も大人気です。 本場の味わいをぜひご堪能ください。

 

王道のお刺身以外にも、野付産ジャンボホタテのおいしい食べ方はたくさんあります。例えば、別海町の新・ご当地グルメとして有名な「別海ジャンボホタテバーガー」。ジャンボホタテを春巻きで包んで揚げたものをパテに見立てて、野菜とともにバンズに挟んだバーガーです。生産量日本一を誇る別海町の牛乳とともに味わうのが定番です。その美味しさは、ご当地グルメフェスでもグランプリに輝くほどの折り紙付き。市内の複数のお店で味わうことができますので、別海町を訪れた際には是非とも食べたいべつかいグルメの一つです。
定番レシピから、北海道ならではのジャンボホタテジンギスカンなど、料理のレシピは無限大。別海ジャンボホタテの濃厚な味をぜひ一度堪能してみてはいかがでしょうか。

 

別海町ふるさと納税の返礼品でも人気商品としてラインナップされていますので、ぜひ、この機会に味わってみてください。

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