神の湖と呼ばれ愛されてきた、神秘の湖。

摩周湖は、北海道東部、阿寒国立公園内にある火山活動によってできたカルデラ湖です。北海道遺産にも登録されており、北海道を代表する弟子屈町の人気観光スポットとなっています。
摩周湖はアイヌ語で「カムイトー」と呼ばれます。これは“神の湖”という意味で、自然が創り出した雄大な景色は、まさに神々しさを感じるほどです。神の湖と呼ばれる所以(ゆえん)なのかも知れません。

 

日本一の透明度を誇る湖水

摩周湖は、海抜351m、周囲約20km、面積19.6平方km、最深212m、湖水の透明度は日本一。2021年の摩周湖環境保全連絡協議会が実施した水質調査の結果では、25.8mで世界でも有数の透明度を誇っています。

透明度が高い理由は、湖に接する河川がなく、外部からの有機物の流入がほとんどないのに加え、一年を通じて低い水温で、透明度を下げる微生物などの繁殖が少ないためです。また、湖の周辺は環境保護のため、特別保護地区に指定されており、集水域内には人工物がありません。摩周湖の周囲が険しい崖に囲まれていることもあり、湖面まで降りることすらできません。そんな摩周湖を取り囲む様々な環境から、今もなお変わらぬ透明度が保たれています。

 

表情を変える千変万化な景色。

摩周湖を望む景色は季節や天候などにより、日々刻々とその表情を変えるのもの魅力のひとつです。霧の摩周湖と唄われるほど、霧に包まれた日が多く年間100日以上は霧に包まれています。その眺めはまさに摩周湖ならではのとても神秘的な光景です。

 

一方、よく晴れた日の湖面は、藍を流し込んだような深い青色に。吸い込まれそうなほどの美しい青色は、摩周ブルーと呼ばれています。

 

弟子屈町から摩周湖を望む摩周第一展望台は、晴れた日には、摩周ブルーの湖と左手にカムイシュ島、正面にカムイヌプリ(摩周岳)を見渡すことができる人気の絶景ビュースポットです。

 

空気が澄み、夜は明るい建物などがないため、星空の美しい名所としても知られています。星空観賞のベストシーズンは、夏季の7月上旬~10月下旬、冬季の12月下旬~2月下旬。星が降り注ぐ夜の摩周湖は、日中とはまた異なる幻想的な空間が広がります。

 

絶え間なく表情を変える摩周湖は、時として同じ景色はありません。
訪れる人々を魅了し続ける神秘の湖“摩周湖”へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

日本一の透明度を誇る、美しき湖『摩周湖』No.016659-03-0003

硫黄山|弟子屈ナビ
摩周湖の観光スポットをご紹介しています。
旅行の参考にご覧ください。
URL: https://www.masyuko.or.jp/introduce/mashu/

閉じる