栄養豊かなオホーツク海は魚介類の宝庫

北海道はさまざまな魚介類が水揚げされる海の幸の宝庫です。地理的に日本海、太平洋、そしてオホーツク海という3つの海に囲まれているため、豊富な水産資源を持ち、日本国内において北海道の漁業生産量は全国の20%以上を占めていて、日本一を誇ります。
その中でも紋別市の目前に広がるオホーツク海は、カニをはじめ、ホタテ、サケ、マス、カレイ、すけとうだらと、数多くの魚種が水揚げされる、日本で有数の好漁場として知られていています。

 

流氷こそが美味しさの秘訣

オホーツク海が有数の好漁場と言われる所以は、流氷に大きな要因があると言われています。流氷は大陸のアムール川からの淡水が大量に海に流れ込むことによって、付近の海水濃度が薄くなり形成されると考えられています。その流氷はシベリアからゆっくりと南下して北海道沿岸へと接岸するわけですが、当然この期間は、海が流氷で覆われてしまい漁もできません。しかし、この期間こそが好漁場になるために欠かせない環境だと考えられています。

海水が凍るときに水分のみが凍り、塩分濃度の高い海水は流氷の下層に集まります。この高塩分の海水(ブライン)は、流氷として南下する過程で、海中に溶け出し塩分の重さから沈んでいきます。すると深層に沈んでいた栄養素が上層へ押し上げられ、海水が混じり合い循環され、植物プランクトンの生息に適した環境となるのです。そしてプランクトンを餌とするオキアミが、オキアミを餌とする小魚が、小魚を餌とする大きな魚が…というように、食物連鎖が活発になり繰り返されることで、豊富な漁業資源が生まれたのです。オホーツク海は流氷の下で潤沢な栄養素が供給されることによって、多くの生物が育まれているのです。

 

食べごたえのある大粒なぷりっぷりのホタテ。

ホタテの水揚げ量日本一を誇る北海道。お刺身で食べても、フライやバター焼きなどにしても美味しくいただけるホタテ貝。ただ、紋別のホタテ貝はひと味違います。オホーツクのホタテ漁の特徴は地撒き式と呼ばれるもので、一年育てた貝(稚貝)を海に放し、2~4年間、海底で成長させる方式です。貝の耳に穴を開けてロープで吊るす垂下式と違い、ホタテが海の底を自由に泳ぐので、運動量が多く、旨味が凝縮され食感が良く、味、質ともに高評価を受けています。大粒なのはもちろん、しっかりと締まった身と芳醇な香りが自慢です。

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紋別と言えばやっぱりカニ!

紋別ではオホーツクで育ったさまざまな種類のカニが水揚げされます。まちのシンボルとして、カニの爪の巨大オブジェがあるほど、紋別と言えばカニが有名。三大ガニと言われる、毛ガニ・ズワイガニ・タラバガニ。どれも身がぎっしりと詰まっていて旨味と濃厚な味わいが自慢の絶品グルメです。

 

北海道の秋の恵。脂がのった究極の鮭。

紋別では、北海道が本場である鮭やマスも豊富。とくに9月、10月の秋鮭漁は漁港も活気づきます。脂の乗った秋鮭は旨みを逃がさないホイル包み焼きがおすすめ。口の中でプチプチ弾けるいくらも絶品です。ぜひ、紋別の旬の味覚をご堪能ください。

 

新鮮な素材をそのままに。バラエティーに富んだ水産加工品。

新鮮な魚介類はそのままでさまざまなお料理に使って楽しめます。もっと気軽にオホーツクの海の幸を楽しみたいという方は、水産加工品も豊富に取り揃えているのでぜひご賞味ください。干物セットやかまぼこ、スモーク製品、ホタテステーキなど、オホーツク海で獲れた新鮮な素材をそのままに、紋別の味覚をギュッと詰め込んで加工品として提供しています。ふるさと納税のお礼の品としてもオホーツク海の恵みをたくさんご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

 

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